るーちゃんのブログ2

心のままに生きる

嫌だといった息子

二日連続で学校を休んだ息子の所へ担任から電話があった。

「私の子と何か言っていますか?」

無断で休んだ息子の心が何かで傷ついていることは分かっているけど、無理やり聞くことはしない。

そう思っていたので、聞かなかった。

「いいえ、何かあったのですか?」

 

「息子さんが、時間割を間違えて翌日の時間割をもってきていました。それを置いて帰ろうとしたのですが、反抗的だったので厳しく指導しました。」

 

こんなやり取りがあった。

 

この辺りから息子は学校へ行かなくなった。

修学旅行があったので、文化祭があったので、五月雨登校はしていたけれど。

 

4カ月たって分かったこと。

「あの時、ひどい暴言を言った。」

そう涙ぐんで話してきた息子。

 

担任は言っていないという。

他の生徒がいたので、その生徒に確認したが、だいぶ前で言ったような言わなかったようなという返答だった。

 

担任は、もしかしたら別の言い方はしたという。

そして、指導をすると反抗的な顔をして「嫌だ、持って帰らない。」と言われたので、きつく指導したという。

その時の言動は教えてくれなかった。

 

なぜ、持ち帰る必要があるかを説明することをお願いした。

 

この話を後で息子に話した。

「だいたい、担任が調査をしても担任の前で暴言を言っていたことを話せるわけない。自分が調査すること自体がおかしい。」

 

そして、せっかく息子が「嫌だ。」と表現したのに理由を聞かなかったのかが残念だった。

 

息子の話を聞くと、反抗的な顔をした理由と「嫌だ。」といった理由は違うらしい。

反抗的な顔をしたのは、常連のように教科書を持ち帰らない生徒には、笑顔で「今日は持って帰ること。」と指導している担任を見て、何故初めて教科書を持ち帰らない自分には厳しい言い方をするのかと感じたからだ。

「嫌だ。」と言ったのは、間違えて持ってきた翌日の時間割の教科書を持ち帰ることが面倒で重たかったから。

 

これをきちんと聞いていれば、暴言もなく、正しい指導ができたのではないかと思った。

 

「嫌だ。」の言葉は、息子と信頼関係を築けるチャンスだったはずなのに。

 

息子の中で担任は自分にはみんなより厳しく指導されていると感じており、それは他の生徒をひいきしている、あるいは自分を嫌っている、そのような考え方を導き出している。

 

私は、担任と話す中で、担任が納得できないと感じた時、それを顔に出すという態度を感じ取った。

恐らく、担任はひいきもしていないし、息子を嫌ってもいない。

ただ、息子にどのように接していいかわからず、それが顔や態度、話し方に出ていたのではないかと感じた。

 

それが息子にそう感じさせてしまったのだろう。

分からない、出来ないと感じた時は、上司や同僚に相談する、保護者と連携をとることが担任には何らかの理由でできなかったのだと感じた。

 

今回の話し合いで、息子は言った。

 

「先生は、いい先生が100だとすると1くらいだね。」

「みんないい人だと思うよ。でも今は悪に傾いている。」

 

安心した。

担任がマイナスでなかったから。